業務用エアコンの能力(馬力)選定の難しさは、単純に広さだけで選べないことです。
能力(馬力)を選定する際には室内の「空調負荷」(熱負荷)を計算します。
これは、空調する部屋に出入りする熱量、その部屋内で発生する熱量のことを言います。
この空調負荷が高い空間には、能力(馬力)の大きいエアコンを選ぶ必要があります。
同じ広さの空間でも、業種や用途の違いによって、
その空間の使い方や熱を発する機器の有無(コピー機、PC、厨房機器等)、建物の構造が異なるため、空調負荷が異なります。
つまり、業種や用途によって選定するエアコンの能力(馬力)も異なるということになります。
目安として、下表のように、業種と床面積から、概算の空調負荷を算出し、適合能力(馬力)を決定することができます。
ただし、あくまでも目安であり詳細な空調負荷を計算するには、
日射や外壁からの負荷に外気負荷や人員、照明などの室内の発熱などを合計して求める必要があります。
また、厨房や室内発熱の大きい場所などでは、下表の標準的な床面積当りの熱負荷では適正に選定できない場合もあります。
こういったように、ちょっと難しいので是非プロにお任せください(^^)/