経費削減のためにも効果的な節電をおこなうには、オフィスや店舗の中でエネルギー消費比率を大きく占める部分を改善する必要があります。
下記のグラフを見れば分かるように、オフィスや店舗においては空調のエネルギー消費比率が非常に高いのです。
このことから、節電のためには空調の改善が効果的であることが分かります。
エアコンの使用を控える必要があることはわかっていても、実際オフィスや店舗ではお客様が快適に過ごせることを優先したり
空調の設定は面倒でややこしいイメージがあったりと、結局節電に踏み切れないケースも多いものです。
しかし、エアコンの節電はそう難しいものではなく、少し見直しをするだけでも大きな効果を発揮することがあります。
以下では、そうした「我慢せず簡単にできる業務用エアコンの節電」方法の一例をご紹介します。
長く利用しているオフィスや店舗の場合、古いエアコンを利用し続けていることも少なくありません。
そうしたオフィス・店舗の場合、最新のエアコンに入れ替えるのが最も簡単な節電対策です。
例えば、経年劣化やフィルターの目詰まりが発生している15年前のエアコンから最新のエアコンに入れ替えた場合、
その消費電力は最大60%削減されます(JIS B8616:2015(東京・店舗)に基づく「APF(2015)算出」における年間消費電力量の削減において)。
エアコンの運転が長時間になるほど、この消費電力の差は顕著に現れます。
そのため、長時間運転させる環境ほど、最新のエアコンに入れ替えることで高い節電効果が期待できます。
※1.当社試算:当社インバーター機(SZYCJ140K、1998年発売)と新機種(SSRC140BB)との比較。更新前空調機がメンテナンスをおこなっていない場合の経年劣化(汚れ等)、1年間フィルター清掃しない場合の目詰まりによる電力量悪化を推定し試算したもの。 FIVE STAR ZEASの消費電力はEco全自動運転、OSCAR制御、フィルター自動清掃の効果を反映したもの。 JIS B8616:2015(東京・店舗)に基づく「APF(2015)算出」における年間消費電力量の削減において。 なお、15年前の当社インバーター機(SZYCP140D、2002年発売)と新機種(SSRC140BB)との比較の場合、上記同条件で約60%の消費電力量削減。
最新の業務用エアコンなら、より省エネや節電に特化した機能が搭載されているモデルもあります。
さらなる節電を求めるのであればそういった節電機能が搭載されている機種がおすすめです。
例えば、ダイキンの店舗・オフィス用エアコン「FIVE STAR ZEAS」には、スマート学習節電機能が搭載されています。
この機能の大きな特長は、定格消費電力に基づいた一般的な節電機能ではない点です。
これまでの節電機能の場合、機種ごとの定格消費電力(ある条件下で安全に達成できる最大出力)を100%として能力のセーブがおこなわれていました。
そのため、節電設定以下の負荷しかかからなかった日の場合、節電機能がそもそも働かないという事態に陥ります。
これに対してダイキンのスマート学習節電機能では、過去の運転データをもとにして1日の予測ピーク消費電力を割り出し
これを100%として節電設定をおこないます。そのため、負荷が小さい日でもしっかりと節電機能が働くのです。
この設定はリモコンから簡単におこなうことができ、約15%の節電効果が期待できます。
データの蓄積によってより正確な予測ができるように自動で進化する、ダイキンだけの賢い節電機能です。
注) スマート学習節電機能は、ビル用マルチエアコンには搭載していません
ダイキンの「FIVE STAR ZEAS」には、節電効果を簡単にチェックすることができる機能も搭載されています。
その方法は、リモコンの画面を見るだけです。「FIVE STAR ZEAS」ではリモコン画面上に消費電力量などの運転データを
数字やグラフで表示させることができるため、簡単に省エネ・節電チェックをおこなうことができます。
リモコン画面上で、運転データ(消費電力量)を、
本日、前日および週・年単位で表示するので、
手軽に節電効果が確認できます。
空調の省エネ・節電対策や最新・省エネモデルの業務用エアコンの入れ替えをご希望の方は、ご相談ください(^^♪